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上顎洞癌になった日から。

若くして上顎洞癌(じょうがくどうがん)という難病になってしまった妻をもつ夫の記録です。 この難病を生活の質を保ちつつどう治療し、克服するのか?この体験記を通じて同じ病気になった人への生きるヒントになれればと思います。

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  • 05/05/21:50

近況

最後の更新から、一体どれ程の時が経過したのだろうか。
そして、どういった状況で最後の更新を終えていたのか。
現在までの経過を振り返るために、久し振りにブログを確認してみる。

そして、現在の状況とさほど変わらないことに失望する・・・

いや、物理的な意味では悪化しているのかもしれない。
あれから1年以上経過してきた中で、『慣れ』という精神的作用が感覚を鈍らせてしまっているだけなのだろう。
普通に考えて、これほど強い炎症がこうも長く続くのは異常だと言える。
もちろん放射線の影響だとしてもだ。
その炎症は、日常生活もままならないほどに強く、頬の腫れや痛みのほか、視力の極端な低下に加え、全身の痛みにまで至った。
そうかと思えば、次の日には頬の腫れも痛みも消えて顔もスッキリとし、すこぶる体調が良い。
何がきっかけでそうなるかもわからず、その波の激しさに「明日はどうなるのか・・・」と、本人は不安な日々を過ごすし、それが更なるストレスを生むという悪循環が続いていた。

それでも、今日という日に至るまで、様々な苦悩を抱えつつも、ひたすら耐え、定期的に各病院へ通院という日々を過ごしてきた。
しかし、そういった普通とは言えない身体では、いつか不安でしかなかったものも、現実的な症状となっていく。
おそらく、後になって冷静に考えれば、誰でもわかることだったのだろう。
不安定ながらも微妙なバランスで保たれていたものが、ほんの少しのヒズミやズレがきっかけとなり、大きく崩れだす・・・
ここ最近は、そういったことを目の当たりにしたような日々だった。

まず先に、現在までの状況を簡潔に述べてしまうと、この3ヶ月の間に入退院を3回繰り返し、そのうち2回手術をしている。
今現在は退院しているが、まだ帰宅して1週間ほどだ。

あれだけQOLにこだわっていたのに、結局外科的な手術をしたのか?
そんな言葉が聞こえてきそうだ。

確かに結果として手術はしたが、まだQOLを重視した姿勢は崩していない。
つまり、顔には一切メスを入れていない。
最初に「1年前とほぼ変わらない状況」と書いたが、外見という美容面ではむしろ良くなったほどだ。

ただやはり、炎症は続いている。
しかし、ここ数日は3回目の入院が功を奏したのか、ピーク時に比べればまだ制御できているといえた。

どうして手術をしたのか、どんな手術なのか、なぜその後入院したのか。
そんな疑問を持たれる方もいるだろうが、それは後日ということにしたい。

ついでに言うならば、近々にもう一度別の手術が控えている。
もちろんこれも顔にメスを入れるようなものではないが、そういったことも含めて、次の機会に詳細を記したいと考えている。

全てが終わり、落ち着くまでもうしばらく時間が必要かもしれないが、今回は取り急ぎ「近況報告」ということで、どうかお許し願いたい。
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病気の事について

はじめまして。
私の友人のお友達なのですが直接のお友達ではないので 詳しくわかりませんが先月 歯の痛みから 歯科医にいったところ 詳しく調べたほうがよいということで 検査したところ上顎洞癌と診断されました。
43歳男性で 即入院ということになりました。
私もはじめて聞いたので 調べてみたところ あなたのブログにたどりつきました。
治療法などはこれから 相談するという事でしたが友人が童謡してしまい 私もどうして励ましてよいのかわかりません。 もしなにか今後についてヒントがあればと思い 読ませていただきたいと思います。

寒くなってきましたね

 先日はお邪魔いたしました。MOTさんのおっしゃるとおり「後悔しない」ことは最も重要だと私も思います。
ご家族の協力は、がんばって、がんばって闘病されている奥様への大きな力づけになっているのでしょうね。様々な情報の中から、もっとも自分たちの価値観に沿った治療を選択・決定していくことが大切です。すでに、ものすごく頑張っているMOTさんに「頑張ってください」とは軽々しく申し上げることができません。
とにかく、健康第一です。風邪など召されませんよう、自身のお体も大切にお過ごしくださいね。

  • 2011年11月20日日
  • よどきり
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